2006年 11月 09日
STAR TOURSといえば、『スター・ウォーズ』をネタにしたディズニーランドのアトラクション。 今回cohei君にDJに誘ってもらったときに提示されたイメージは、「宇宙」をテーマに「お子さまっぽいけどロマンが溢れる感じ」とのことだった。 それってどんなだ!? ……無理矢理選んでみました。 ■We've Got a Fuzzbox And We're Gonna Use It / Barbarella もともと映画『バーバレラ』こそ宇宙+お色気などというもろハンバーグ+ミートソース+カレー的な子どもの発想でできてるわけですが、その主題歌をコスプレ姿で歌っちゃおうというのが輪をかけてお子さまな89年産企画モノ12インチ。もともとはC86系出身のガレイジーなギャルバンド(ちなみに単語が多いほうがバンド名です)にもかかわらず、ポップス職人ロバート・ロイドの鮮やかな手腕によってまあこれが嘘から出たまこと、おっさんが歌ってていまいち残念な元ヴァージョンよりもずっとオシャレな女性コーラスの超傑作になってしまっているのは語り草。納得いきません。 ■The Times / A Beautiful Village Called England クリエイション・レーベル副社長ことエド・ボール率いるThe Timesがおそらく違法な何かを摂取しながら製作したと思しきアルバム『Pure』(91年)は、モッズからアシッドハウスに至る英国ユースカルチャーの30年史を無理矢理42分にぶちこんだような、密度の濃さと適当さのバランスが素晴らしい傑作ですが、中でもかっこいいのがこの一曲。現在のギャル語ならば「強め」などと形容されるかもしれないちょっとハスキーな女の子が、テンポが変わるごとにBPMを読み上げるロボット相手に愛を交わしどんどん高まっていくというバーバレラ系寸劇トラックであります。 ■F.A. B. / The Avengers (Peel The Reel) 前述Fuzzboxのバーバレラは実はB面曲で、A面ではサンダーバードのコスプレをしてました。で、サンダーバードのテーマ曲に、プリンス「Batdance」の「台詞のカットアップ」手法を取り入れたハウス・リミックスといえばF.A.B.のヒット曲「Thunderbirds Are Go!」。UK版パンチ・ザ・モンキーみたいなもんか……と思うと途端に萎えるものを感じますが、『プリズナーNo.6』など渋い特撮/スパイ主題歌ばかりをリミックスしたアルバムでは、『おしゃれマル秘探偵』のテーマの流麗で広大なストリングスと、それをさらに急かせるようなガキンチョくさい打ち込みについつい燃えてしまいます。
by star_tours
| 2006-11-09 03:10
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